
近年、社会の価値観が多様化し、学校の現場も大きく揺らいでいます。教育現場での不祥事も相次ぐ中、もはや学校や塾だけに任せておけば安心、というわけには行かない時代になってきているのです。学校や塾では一度に大勢の生徒を見ているので、全ての生徒に指導が行き渡るかとは言えません。家庭教師ならば、個別指導ですので一人の生徒だけを見て指導してくれますが、それでも毎日つきっきりで見ているわけではありません。指導にも限界があります。
家庭教師として、子供にやる気を出させるにはどうしたらよいのでしょうか。いくつかのポイントをあげてみたいと思います。
「もっとこうすればよかったのに・・・」等と、教師の理想を押し付けようとしていませんか?理想はあくまで理想なのです。現実の生徒をもっと評価してあげましょう。理想と比較され続けると、子供は自身を失い、心を閉ざしてしまいます。今できていること、努力していることを評価し、褒めて上げましょう。褒められることで、次も頑張ろうと思えるのです。
人間は一人一人、違う個性を持っています。特に子供の場合、成長の早い子、遅い子それぞれです。それぞれ違っていて当たり前です。つい比較してしまう気持ちも分かりますが、他の子と比較することは、上記でも書いたように、子供の自信を失くすことになります。いじけて、消極的になると、学校の授業にもついていけなくなるかも知れません。やはり、良い部分を褒め、自信を持たせてあげましょう。
子供が失敗したときに、責めたり、残念がったりしないでください。失敗を責められると、子供は結果だけを重視し、失敗を恐れてチャレンジできなくなってしまいます。失敗は、同じ失敗をしない為の、チャンスだと前向きに考えます。失敗を恐れなければ、子供はもっと前向きに勇気を持って頑張れるはずです。
どんな時でも生徒に対する時は、プラス思考でいてください。欠点より長所を見て褒めてあげる事が大事です。そうすれば、生徒自身の考え方も自然にプラス思考になっていくはずです。くよくよせずに、プラス思考でものを見れる子供は、自信を持って物事に取り組めます。
叱ったり、罰したりして、無理矢理子供に言うことを聞かせようとしていても、子供は真の意味で正しい行動を学ぶことはできません。教師に反感を持つようなことばかりしていては、やがて生徒との関係も悪化してしまうことでしょう。自主的に行動できるように、大らかな気持ちで見守ってあげることです。子供にとって、信頼されるという体験は非常に大切です。信頼されていることを感じ取れば、それに答えようと自ら頑張ってくれるはずです。
「やってみたら?」「失敗しても大丈夫」等、生徒に安心感を与え、チャレンジしてみることが大事なんだと感じさせてください。何事にも、過度の不安を持たせないことです。不安を感じなければ、恐れずに勇気を持って行動できます。失敗への不安を取り除き、生徒のチャレンジ精神を育んであげてください。
高すぎる目標を定めないことが大事。あくまで、子供がやる遂げられるような課題を設けましょう。そして、最後まで自分で頑張れるように仕向けてあげてください。やり遂げた経験を積み重ねることが、生徒の自信に繋がります。